ライフサイクル

 

全ての商品にはライフサイクルがあります。

上図のように、商品は認知とともにゆっくり売れ始め、ある時点からぐんぐん売れだします。ピークに調達すると後は下降します。 季節商品のような期間が限定的な商品は破線のように急激に下降します。

このカーブは、導入期、成長期、成熟期、安定期(季節商品の場合処分期)に大別され、それぞれで戦略が異なります。

導入期の商品は、まだあまり知られていないため商品とお客様との距離も離れています。まずは認知させること、その場合「価値」を訴求することが重要です。

成長期の商品は、巷でも話題に取り上げられやすくなり、普及し始めていることを実感します。多くの人が知るようになり、「欲しい」と思う人がどんどん増えていきます。品揃えを充実させ、品切れさせない、選択肢が広がることがポイントです。

成熟期の商品は、誰もが求め買いますので「買いやすさ」がポイントです。取り扱うところも多くなっているので、いかに買いやすいお店になれるかが重要です。

安定期の商品は、このままではどんどん右肩下がり、ニーズも多様化しているのどのニーズに対応していくかがポイントです。また季節商品は処分期です。不良在庫とならないよう現金化を進めます。(処分)

このように、時期によって戦略が異なります。

このカーブがわかると、先手を打つことができます。季節商品のライフサイクルを読めば、どの時期に一番力を入れるべきかが見えてきます。そう、成長期ですね。このタイミングを過ごしてしまうと、処分期にセールばかりすることになってしまいます。

「お客様はセールの時にしか買いに来ない…」と感じたら、ライフサイクルを見直してはいかがでしょう。